泣かぬホトトギスの前で考えた、ワーママのこれから

ブログ

仕事に、家事に、育児に追われる毎日。
気づけば毎日、判断の連続で、立ち止まる暇もない、
ただ目の前のことをこなすだけで精一杯。

「今は出るときじゃない」
「もう少し待てば、きっと」

そんなふうに自分に言い聞かせながら、

静かに耐えてきたワーママは、きっと少なくないと思います。

泣かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス。
気づけば、この言葉はいつの間にか私の中の“生き方”そのものになっていたのかもしれません。

泣かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス

戦国武将の一句として有名なこの言葉。
信長、秀吉、家康――三者三様の生き方を表すフレーズですが、

「泣かぬなら…」あなたは、どのタイプですか?

私は、独身時代は信長タイプ。
結婚して、子供ができて、家康タイプに転換したような気がします。
「泣かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」

特にワーママライフになってから、比較的大きな選択の岐路に立ったとき私は、

・逆風が強いときは、無理をしない
・自分から荒波を立てない
・追い風が来るまで、静かに、でも確実に前進し続ける

を意識していました。

「待てた」のは、守ってくれる人がいたから

ワーママとして働く中でも、この家康マインドは私を助けてくれました。
子どもの体調、家庭の事情、職場・仕事のトラブル
「今は前に出るときじゃない」と判断する場面は何度もありました。

そんなふうに、
「待つこと」を選びながら、日々を積み重ねてきました。

「待つ」ことを選んできたというより、
「待てる状況・環境にいさせてもらっていた」のかもしれません。

守られている実感はなくても、
「今は耐える時期」と自分に言い聞かせられる環境があったのかも。

だからこそ、

大きな波風を立てず、
今ある環境の中で、できることを一つずつ。
それが、私なりの働き方であり、生き方でした。

正直なところ、私はこれまで、
「直属の上司こそが最大の壁であり、最初の逆風」
だと思っていました。

上司の顔色をうかがいながら、でもどこかで
「この人をどう攻略するか」
「ここを越えたら次の景色が見える」

そんな緊張感とやりがいを感じていました。

ライバルがいるからこそ、自分の力が引き出される。
適度な摩擦や障壁があるからこそ、人生にメリハリが生まれる。

それが突然、音もなく崩れる日が来るなんて、
そのときは想像もしていませんでした。

突然、丸裸で手漕ぎボートに乗せられて

今思えば、
すべてが円滑で、スムーズに進みすぎる人生は、私には少し物足りなかったのかもしれません。

そんなことを考えさせられた上司の突然の死でした。。。

突然の訃報からの数週間、心が追いつかないまま、

時間とタスクに追われています。

守ってくれる人がいなくなった今、私たちは丸裸です。

まるで、突然大海原に手漕ぎボートに乗せられたような感覚。
エンジンも、舵取り役もいない。
波は思った以上に多くて高くて、風向きも読めない。

これまでどれほど、
上司の寛大さや包容力に守られていたのか。
失って初めて、その大きさを痛感しています。

家康でいるだけでは、いられない

そして今、思うことは

家康でいるだけでは、いられない。

泣かぬなら鳴かせてみよう ホトトギス。

秀吉のように、環境を動かす側に回らなければ、
このボートからさえ降ろされてしまうかもしれない。

耐えてきた時間は、決して無駄じゃない。

ワーママの人生は、
家康的なマインドだけでは進まない局面が、必ずあるのはわかっていた。

今は少し秀吉マインドになる時が来たのかも。

子どもが小さいから。
今は無理だから。
タイミングじゃないから。

時間的制約があり、不利な状況下に置かれがちなママだけど、

困難な状況でも、諦めずに解決策を探し続けなければ、
この先の景色は見えない。

それでも前に進もうとする、私たちワーママへ

手漕ぎボートでも、オールを握るのは、私たち自身。

今日もまた、髪の毛を振り乱してでも前に進もうとしている私たちワーママへ。

迷ったり、立ち止まったり、心が揺れたりしながらでも、
私たちの人生は、ちゃんと少しずつ進んでいると信じたい。

鳴かないホトトギスを前に、
ただ立ち尽くしているように感じる日があっても、

鳴くまで待ちながら推敲する時もあったはず。

どうやったら鳴かせられるか策士に徹した時もあったはず。

今は、家康でも、秀吉でも、信長でもなくて
それはきっと、次の一歩を探している途中なだけなのかも。


遠回りに見える道でもいい。

少し不格好でも、がむしゃらに髪を振り乱してでも。
同じように悩みながら歩いている仲間もいるはず。

焦らず、比べず、
今日できることを、今日の分だけ。
また明日、一緒に進んでいきましょう。

タイトルとURLをコピーしました